★この記事を読んで欲しいのはこんな人☆
開業届の出し方・書き方を知りたい
税務署に行かなくても出せるかな?
まだ起業の準備できていないけど、出していいの?
業種はどうしたらいい?
この記事を書いている私は、33歳で起業し開業届を提出しました。
フリーランス歴9年目のWEBデザイナーです。
私は直接税務署に出向き、「開業届」と「所得税の青色申告承認申請書」を提出しました。
が、 なんだかよくわからないまま勢いで行ったので、テキトーに書いて出してしまいました。
しかも控えを貰い忘れてしまってあとあと後悔しました。
コロナで休業に伴う助成金をもらったときなど、ないと困るなぁと思いました。
それで今回は、テキトーに開業届を出してしまった過去の自分に向けてと、
『起業して開業届を出したいんだけど、よくわからないんだよね』
という方に向けて、私の過去の経験を踏まえて
開業届の出し方・注意点・利点について、初心者でも分かりやすく記事にしたいと思います。
今回記事を書くにあたって、税理士の吉田信康さん監修の
「はじめてでもできる 個人事業者・フリーランスの青色申告 ’21年版」
を参考にさせていただいて書きました。
フリーランス9年目とはいえ、適当に切り抜けてきた知識・経験浅めの私が読んでみて、とてもわかりやすく、起業の仕方や会計処理、確定申告のこともわかりやすく、アニメーションや図説を使って書かれているので、バイブル的にこれ1冊持っておくと重宝するなと、感じました。
税務署に行かずに開業届を出す方法
ざっくり、下記のような流れです。けっこう単純です。
STEP1 開業届の準備
開業届提出のための、必要書類を全て揃える。
開業届のダウンロード・作成
開業届は、国税庁のホームページからダウンロードします。
書き方(作成法)は大事なので、次章で詳しく解説します。
他、必要書類の準備
所得税の青色申告承認申請書
青色申告承認申請書は国税庁のWebサイト(所得税の青色申告承認申請書(PDF))からダウンロード可能です。
「所得税の青色申告承認申請書」は、確定申告のとき、最大65万円の所得控除を受けるために必ず提出しましょう。
青色申告事業者となるためには、新規開業の場合は開業日から2カ月以内に、税務署へ「所得税の青色申告承認申請書」を提出する必要があります。
一般的には、一般的には、開業届と同時に提出します。
提出しないとどうなるの?
白色申告をすることになります。
白色申告も、帳簿作成などの義務はあるので、
控除額の大きい、青色申告が断然オススメです。
マイナンバー確認書類・本人確認書類
マイナンバーカードがあれば、そのコピーを提出します。
※e-taxの場合は提出不要
ない場合は、免許証などの本人確認書類の写しとともに、以下の書類のいずれかを提示することが必要となります。
- マイナンバー通知カードの写し
- マイナンバーの記載がある住民票の写し
- マイナンバーの記載がある住民票記載事項証明書
返信用封筒・返信用切手
郵送で提出する場合は、切手を貼った返送用封筒を忘れずに!!
受付印のある開業届(控用)は重要な書類となるので、なくさないようきちんと保管しましょう。
わたしは控えを貰い忘れました・・・
開業届のコピー(控用)
開業届と同時に提出する開業届(控用)は、窓口提出の場合、受付印を押した上で返却されます。
作成した開業届のコピーを控用として、同封しましょう。
受付印押して、返送してくれます。
e-Taxで提出した場合
e-Taxで提出した場合は、メッセージボックスに届く
「データを受け付けました」という文言が記載されたメール文書が、受付印の代わりとなります。
このメール文書を印刷し保管するようにしてください。
開業届の書き方・税務署に提出するときの注意点
開業届の作成方法は2パターンあります。
①国税庁のホームページからダウンロードして手書きする
ダウンロードはこちら(国税庁)。
プリンターがない方、税務署でも貰えます。
管轄の税務署はこちらで検索(国税庁)
A、住所地を管轄する税務署名を記入する
管轄の税務署はこちらで検索(国税庁)
B、提出日は、開業から1ヶ月以内
C、自宅(住所地)、または事業所の住所、電話番号、氏名(要押印)、マイナンバー、生年月日などを記入する
D、職業(事業の内容)を記入。屋号(店の名前など)があれば記入する
E、「新設」「事業(農業)所得」をチェックして、開業日を記入する
F、(上)青色申告承認申請書を一緒に提出する場合は「有」をチェック
(下)消費税に関する届出書を一緒に提出する場合は「有」をチェック
※通常、「消費税に関する届出書」開業時は不要となるため、「無」をチェックしますが、大幅に開業年から所得が大きくなる可能性のある場合は、提出が必要となります。
G、事業の内容を具体的に記入する
※書き方に決まりはないが、できるだけ具体的に書くこと
H、青色事業専従者や従業員を雇って給与を払う場合は、人数、支払い方法、源泉徴収の有無と方法、給与支払いを始める年月日を記入する
②開業freeeを使って開業届を作成
開業freeeを使えば自宅から素早く簡単に開業届を作成することができ、最短5分で必要書類と控えが完成します。
画面の内容に沿って簡単な質問に答えていくだけですので、専門知識も必要ありません。
必要な書類も自動で判別・作成し、控えも印刷してくれます。
最大65万円の所得控除を受けるために必ず必要な、
「所得税の青色申告承認申請書」も同時に作成できちゃいます。
ホントに5分でできるか、開業freeeを使って「開業届」を制作してみた。
①開業freee で無料登録する(アドレスがあればOK・1分で終わります)
②質問の答えを入力していけば、自動的に開業届を作成してくれます
入力が終わると、チェックが全て青くなり、次へ進めます。
③さらに4つの項目を入力します。
これも質問に答えていくだけ、解説つきなので、とても分かりやすいです。
前項と同じく、全部入力するとチェックが全て青くなり、
「書類を提出する」ボタンが押せるようになります。
↓
④書類作成が終わりました。
プレビューと印刷が可能になります↓
このまま、e-taxを使って電子申請も可能ですが、アプリを入れたり、マイナンバーカードを読み込ませたりと、正直、電子申請するためのアプリが少し・・・かなり・・・
使いずらいです。
なので、ひとりで小さく始める方は、「開業届」と「所得税の青色申告承認申請書」、各控え1枚ずつを印刷するときに、ついでにマイナンバーカードもコピーして、郵送してしまうのが、1番手っ取り早く済む方法だと、勝手に断言します。
税務署に「開業届」を提出する際の注意点
起業準備中でも開業届を出した方がいい理由
ざっくり言うと、
青色申告なら青色申告特別控除が受けられる
これ、何度も出てきていますが、
「青色申告」をして青色申告特別控除を受けるために、「開業届」を出すといいっても過言ではない!!
私は思っています・・・笑
赤字を使って、翌年以降の所得税をゼロに!!
起業した当初は、利益が出ていない場合が多いのは当然ですよね。
それでも開業届は出すべきです。
赤字がで多分を翌年以降に持ち越すことができるからです。
開業届を出せば、青色申告ができます。
事業所得などの損失(赤字)があったとき、
翌年以降、最長3年にわたり、赤字分を繰越せます。
繰越した分は翌年以降の所得から控除できます。
一方、開業届が不要な雑所得には、損失繰越しの制度はありませんので、赤字が発生しても翌年以降に持ち越すことはできません。
他、節税の面でのメリットが大きい
「損失の繰越ができる」以外でも節税のメリットはあります。
青色申告は、損益通算ができます。
にのみに認められています。
開業届を出さずに、副業などで稼いだ所得は「雑所得」になります。
「事業所得」は、赤字がでた場合、
上記の所得と相殺して所得額を減らすことができます。
雑所得は相殺できないし、青色申告特別控除の最大65万円も適用されません。
節税しにくい所得といえます。
「起業」というと、
なんかすごいことをする、
というイメージがありますかね。
私のような、扶養でフリーランスの場合、
「the 地味起業」
プチ起業というコトバも流行りましたが、
そんなかわいいものでもなく、
すごい地味だなーぁという印象です。
開業届の提出には、
・印鑑
・マイナンバーカードの写し
・控のコピー
・返信用封筒・切手
忘れがちなので、きをつけてください!!