「幼稚園と保育園、費用の違い」我が家の場合で保育料等を計算!

お金と仲良しTips

私は5歳(年長)の長男を幼稚園、2歳の次男は公立の保育園に行かせています。
こうなった事情は長くなりますので、こちらの記事にてお話しています。
幼稚園か保育園か迷ったら、確認しておきたいポイント5つ! 実際に両方行かせて感じた違いコロナ禍での対応の違いなどをお伝えします

今回はお金に関して、幼稚園と保育園の違いをわたしの実体験に基づいて記事にしたいと思います。 この記事では、

「無償化に伴って、結局どっちが安い?幼稚園と保育園の保育料のこと」
「幼稚園と保育園の保育料以外にかかるお金のこと」

この2つのことが分かります。
特に「保育料以外にかかるお金のこと」 こちらは皆さん見落としがちだと思います。
塵も積もれば・・・ではないですが、実際に毎日リアルに違いを感じている私には、気持ちの部分ではこちらのほうが大きいとすら感じています。
よろしければ、目次から気になるところだけでもお読みいただき、参考にされてください。

保育無償化になって、実際保育園と幼稚園、費用のちがい

保育園は一律(納税額による)、幼稚園は園によってぴんきり

保育園の保育料は納税額によって一律

認可保育所をはじめとする保育所については、4月1日の時点での年齢と納税額によって明確に決められています。
無償化が始まってからは、年少クラスからの3年間の保育料は無料となっています。

https://www.saitama-kosodate.jp/shiritai/category8/2014110500013/files/R3_tebiki_2.pdf
さいたま子育てWEB

幼稚園はそれぞれ保育料が違うので各園で確認、保育料以外の出費もバカにならないので注意

無償化によって、保育料の負担が大幅に減少したのほんとーにありがたい!!
ただ、「保育料」はなしになっても、幼稚園の場合は
バス代、給食代、施設使用料、教材費などは別途請求されます。
長男の幼稚園は、給食費とバス代で毎月7000円、卒園準備金として2600円、年間の冷暖房費・雑費で5000円、請求がきます。
長男の通っている私立幼稚園は、さいたま市の中で、富裕層とかでは全くなく、ほとんどがごく一般的な家庭の子が通っている、自由に個性を伸ばしていってくれる一般的な幼稚園です。
それでもやはり、幼稚園は民間企業なんです。

入園願書を提出し、園長先生とひとりひとりご挨拶をして、入園許可をもらった瞬間から・・・
その隣で・・・制服、他入園グッズの販売が始まります。
2017年のその当時は無償化も始まっていなかったので、入学金7万円と制服その他の費用で合計10万円程消えて行きました・・・
その後も教材費や体操服、長袖ジャージなど、園指定で揃えるものはたくさんありました。
揃えてしまえば他に選択肢がないので、朝の支度などは楽ですが、園指定のグッズはやはりお値段高いですね。
さいたま市の田舎の幼稚園ですら、3万から5万は見ておいたよいと感じます。
都会はもっとお高いのでしょうね。。。
ただ、幼稚園によってかなり違うので、候補の園が決まってきたら確認してみるといいと思います。

「制服や体操服もない、指定のものはほととんどないですよー」


という幼稚園もさいたま市では少数ですが、ありました。
そういった独自の方針をもつ幼稚園は、保育料が高くて無償化の範囲を超えている場合もあるので、そこも確認が必要です。

4年保育の幼稚園がお近くにあって、子供が4月産まれであればとてもラッキー

4年保育を採用している幼稚園も最近増えてきていますよね。
4年保育の幼稚園がお近くにあって、子供が4月産まれであればとてもラッキーだと思います。
3歳を迎えた日から、保育無償化の対象になるからです。
ここが、保育園との大きなちがいになります。
ただ、入園する幼稚園の保育料が高い場合無償化の範囲を超える分を保育料として納める必要が出てきます。
その場合、卒園までの4年間でみたら、最終的に保育園のが安くなる可能性もあるかなと、私は考えます。 これについては次の章でも説明します。

Q.「結局幼稚園と保育園どっちが安い?」A.「産まれ月が早い子は3歳になったら幼稚園、これがお得(※選ぶ幼稚園による)」

この結論はあくまで私の考えです。判断は各家庭でよく話合って決めてくださいね。

前述のとおり、3歳の誕生日を迎えると、幼稚園(※認定こども園幼稚園部含む、以下省略)の場合、保育無償化の対象になります。

このことを便宜上「満3歳児特典」と名づけますね、勝手にー笑。
保育園は「満3歳児特典」はないので、3歳を迎えて次の4且からが無償化の対象です。
この違いをうまく使えるのは、産まれ月の早いお子さんの場合です。
保育園の場合、2歳クラスまではかなり高い保育料がかかります。
特に一人目は住民税非課税世帯以外なんの減額もありません。
これに対して、

4月産まれさんが幼稚園に4年保育で入園した場合、
ほとんど一年分の保育料が無償化の対象になる

ここをうまく利用しない手はないと、私は考えます。
ただし、選んだ幼稚園の制服がメッチャ高かったり、保育料や施設費が高かったりして毎月払うお金があまりにも高い場合、「満3歳児特典」はあまり効果がなくなってきます

例えば、保育園の場合、3歳・4歳・5歳の3年間は保育料無料。
別途給食費を支払う(公立の場合5000円くらい、私立の場合7000円くらい※さいたま市の場合)のみ、他に教材等を買うことになったとしても、そこに園の利益は乗っかりません。実費のみの請求です。

保育園の費用

給食費×12ヶ月×3 (3・4・5歳の3年間の費用)
+
納税額で決まる一律の保育料(給食費こみ)×12(2歳の費用)

幼稚園の4年保育

給食費、バス代、施設費など×12ヶ月×3(3・4・5歳の3年間の費用)
+
給食費、バス代、施設費など×12と1ヶ月分の保育料満額
※4月産まれの場合(誕生日を迎えるまでは無償化対象外)

これを比べるわけですが、わかりずらいですよね・・・
我が家を例にとって実際に計算してみます!!

幼稚園と保育園の費用、どっちが安いか我が家を例に実際に計算してみました!

我が家の状況

長男・私立幼稚園の年長(来年小学校に晴れて入学予定)
次男・現在公立保育園の1歳児クラス通園中
※6月産まれ(2人目の保育料半額減免)
※来年長男が就学のため、二人目の減免はなし、保育料は満額になる予定

次男は、6月産まれなので「満3歳特典」を利用して保育料を安く抑えられる可能性ありかと予測。
4年保育を採用している幼稚園が近所で少なく住んでいる岩槻区内では2つあります。
ひとつは認定こども園(幼稚園部あり)ひとつは河合幼稚園。

お隣さんが通っているので聞いたところによる情報なので確認は必要ですが、無償化対象後も、毎月15000円程(バス利用)幼稚園に払っているそうです。
共働き世帯をターゲットとしている、この付近では比較的高めの保育料です。
このまま保育園に通い続けた場合と、幼稚園に入園し直した場合、さっそく計算します!

保育園継続の場合、4年間の合計840,000円

(3歳からの3年間の費用)
給食費5000円 × 12 × 3 =180,000円
(2歳の1年の費用)
55000円(納税額より計算)× 12 = 660,000円

幼稚園転園の場合、4年間の合計802,500 円

(3歳からの3年間の費用)
15,000円×12×3 = 540,000円
(2歳クラスの費用※3歳になる前)
42,500円(バス・給食、他×3ヶ月 = 127,500円
(2歳クラスの費用※3歳から)
15,000円×9ヶ月 = 135,000円

ということで、4年間でみるとたいして変わりませんでしたね。
河合幼稚園は制服がない幼稚園なので、大して入園費用がかからないことを加味して、他のイベント等で別途かかる費用を考えると本当に同じくらいなのかと予想されます。
6月産まれという微妙な立ち位置と、幼稚園の保育料が少しお高いため「満3歳特典」の効果がないことが分かりました。
自粛明当初はイヤイヤと毎日泣いていた甘えん坊の次男も、お気に入りの女子を見つけたりと、今のところ楽しく保育園ライフをエンジョイしてるようなので、来年もこのまま保育園を継続しようかなと考えています。

幼稚園と保育園の「保育料以外にかかるお金」のこと

保育園は公共機関、幼稚園は民間企業

「保育所は保育、幼稚園は教育」この違いはなんとなく現代のパパママさんは理解していますよね。 ただの管轄の違いらしいですが、あまり差もなくなりつつあるようですね。
同時期に保育園と幼稚園と両方経験している私の個人的な感想としては、
それよりなにより、
「保育所は公共機関、幼稚園は民間企業」このように感じてなりません。

休園で、バスはこないのにバス代の請求がきた・・・

公立の幼稚園の場合は例外になるとは思いますが、ほとんどの私立幼稚園はやはり民間企業です、教育ビジネスなんですね。
幼稚園はイベントがあればその度に子供にお菓子やおみやげが配布され、そのお菓子代は1年間分4月に集金されます。
教材費・冷暖房費・施設利用料、こちらも1年ごとに集金され、
別で、卒園準備金として合計2万以上かかります。
運動会や発表会ではプロのカメラマンが撮影にきて、後日必ず写真の販売・DVDの販売が行われます。
写真もDVDもぜんぜん安くないですよ、ビジネスなのでー笑
「保育無償化」に伴い、保育料で利益が見込めなくなった今、それ以外のところで利益を出して行くしかないのが現状なのだと思います。
休園しても、息子の大好きな先生たちのお給料は変わらず払わなければならない、これが現実です。

事実、コロナで休園になっても保育料(無償化)と給食費以外のお金はきちんといつもどおり請求が来ました。 コロナの自粛中、幼稚園バスは3月1日と3月18日の終業式に2回きて、その後緊急事態宣言があけるまで約3ヶ月間バスのお迎えが来ることはありませんでした。

6月に再開後しばらくして、お詫びの手紙とともに、3月は満額、4月5月は半額のバス代の請求が来ました・・・。 もちろん、施設利用料や冷暖房費が減額されることもありません。 自宅外での就労家庭のための預かり保育のみ継続してはいましたが、
利用していたのは「本当に休めない家庭の子」だけ。
私は自粛モードに耐えかねて、仕事を休業せざるを得ませんでした。
そして、利用していた家にも自粛していた家にも同じ金額の請求が来たのでした。
さらに、幼稚園独自でやっているサッカー倶楽部、体操クラブなどの会費も返金などはなかったそうです。
これは少し違うんじゃないかと、いまでもずっとモヤモヤが消えていません。

とはいえ、息子は幼稚園が大好きです。
毎日楽しく行っています、これが絶対的な真実で、一番大切なことかと思います。

自粛休園中の保育料、認可保育園は払い戻しされました。

私は緊急事態宣言後、4月8日から休業することにしました。
その間の保育料約2ヶ月分は、引き落としされましたが、後日返金されました。
コロナ過においても、幼稚園と保育園、似て非なるものだと、実感しました。

とはいえ、どちらがいいかは、主観の問題だと思います。
次男が幼稚園に行きたいといえば、私は入園を考えると思います。